前回の記事では、株式会社(マイクロ法人)の基本情報をマネーフォワードに入力するところまでをお伝えしました。 今回は「ステップ2:会社設立の手続き(定款編)」です。
ここからは、実際に印鑑を作ったり、お金を動かしたり、行政書士の先生とやり取り(システム上で)したりと、実務的な作業に入っていきます。 私が実際に進めた「印鑑の購入」から「定款の受取」までの流れを、以下の順序でレポートします。
印鑑の購入
会社設立には、法務局に登録する「会社実印(代表者印)」が必須です。 マネーフォワードの画面上でも印鑑購入の案内が出ます。私はタイミングよく印鑑を無料で作成してもらえるキャンペーンをやっていたので、無料で3本セット(実印・銀行印・角印)を作成しました!
- 会社実印(代表者印): 登記に必須。
- 銀行印: 銀行口座開設に必要(実印と兼ねることも可能ですが、分けるのが一般的)。
- 角印: 請求書などに押す認印。必須ではありませんが、あると便利。なんかかっこいい。
私はこの3本セットを用意しました。注文してから届くまで数日かかることもあるので、ステップ1の段階で早めに注文しておくのがスムーズに進めるコツです。
定款の作成
ステップ1で入力した内容(商号、目的、資本金など)をもとに、マネーフォワードが自動で「定款(ていかん)」の案を作成してくれます。 ここでおススメなのが、「電子定款」を選ぶことです。
- 紙の定款: 収入印紙代 40,000円がかかる。
- 電子定款: 収入印紙代 0円。
マネーフォワード会社設立を利用する最大のメリットは、この電子定款の手数料(通常、行政書士に依頼すると発生する費用)が、マネーフォワードの有料会員登録などの条件を満たせば実質無料や格安で済む点にあります。もちろん、私は電子定款を選びました。
定款の準備
行政書士は公証人と打ち合わせを行い、公証人から定款の認証を受けます。
公証役場を選択して行政書士へ依頼します。
すべてマネーフォワード会社設立上でできます!
- 定款の受取場所を選ぶ
本店所在地と同じ都道府県であれば、どの公証役場でも受け取りが可能です。
私は本店所在地から最も近い公証役場を選びました。 - 定款の内容を確認
「マネーフォワード クラウド会社設立」が作成した定款をPDF/Wordで確認することができるのでここで確認します。 - 定款を受け取る人を決める
私は自分で受け取りに行きましたので、自分の名前を入力しました。
証明書の準備
電子定款を作成するには、発起人の印鑑証明書と身分証明書(写真あり)が必要です。
- 発起人の印鑑証明書
- 発起人の写真付きの身分証明書
いずれもスマホ上でアップロードが可能です。
そして、「行政書士への依頼を開始する」ボタンを押すと、提携している行政書士法人にデータが飛びます。 その後、数日(私は2日程度だったと記憶しています)で「定款の確認・認証が完了しました」という連絡が入り、署名済みの電子定款データをダウンロードできるようになります。
行政書士さんとはメールでの簡単なやり取りだけで電子定款を作成していただけます。
これで、会社の憲法とも言える「定款」が完成しました!
定款の受取
次に、公証役場(事前に選んだ受取場所)に出向いて認証済み定款を受け取ります。
【定款認証の流れ】
- 公証役場の予約を取る(電話予約です。ここはアナログですね)
- 持ち物の準備
1.定款(行政書士からメールで受け取った署名付きの定款)
2.委任状(これもマネーフォワード上でダウンロードできます)
【注意!】委任状と定款の綴じ方にルールがあるようで、マネーフォワード会社設立に掲載されているルールに従って委任状と定款を綴じます。
3.公証役場へ行く方の本人確認書類(免許証等、顔写真付のもの)
4.公証役場へ行く方の印鑑(認印でも可)
5.新しいCD-R(空のもの(100均のものでOKです))
6.発起人の方の印鑑証明書 ※発行から3ヵ月以内のもの
7.発起人の方の実印(念のため)
8.現金 約42,000円(資本金により多少変わります)
【注目!】私が行った公証役場ではクレジットカード決済が可能でした。 - 公証役場へ行く
予約をした日時に公証役場へ行き、定款の謄本(2部)を受け取ります。
1部は法務局登記用で、もう1部は保管用です。
出資金の入金
定款の作成日(認証日)以降に、「発起人(自分)個人の銀行口座」に、資本金を入金する必要があります。自分のお金を自分の銀行口座に入金するという作業(?)です。資本金を振り込んだことを証明するための作業だと思います。
- 振込先: 会社名義の口座はまだないので、自分個人の口座です。
- 入金方法: 履歴に残すため、預け入れではなく「振込」扱いにしたり、一度引き出して再入金したりして、通帳や明細に名前と金額が出るようにします。
私は、資本金である 100万円 を、自分名義の銀行から引き出して、自分名義の別の銀行 の口座に入金しました。 そして、その入金履歴(通帳のコピーやネットバンキングの明細画面)をプリントアウトします。これが「払込証明書」の根拠資料となります。
プリントアウトすべき箇所もマネーフォワード会社設立に詳細に説明されています。
ステップ2 完了!
これで、会社設立に必要な書類である定款を入手することができました。
次回は、「ステップ3:会社設立の手続き(登記編)」についてレポートします。


